年 |
出 来 事 |
1957 |
ソ連が世界初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功。衝撃を受けた米国は、 科学技術振興のために国防総省内に「高等研究計画庁」(ARPA)を設置。 |
1964 |
RAND社のポール・バラン氏が、インターネットの中核的技術のひとつとなるパケット交換(データを小さなパケット[小包]に分割して送り、受け手側で組み立てなおす通信方式)に関する論文を発表。 |
1969 |
米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校、同サンタバーバラ校、ユタ大学、スタンフォード研究所に設置した計4台のIMP(通信メッセージ処理装置)を相互接続したパケット交換方式による通信実験に成功し、ARPAネット(現在のインターネットの母体)の運用を開始。 |
1971 |
インテル社、マイクロプロセッサを開発。 |
1974 |
インターネットの父と呼ばれるヴィントン・G・サーフ等が、パケット交換方式によるデータ通信を実現するための通信プロトコール(多種多様なコンピュータ同士が正確にデータをやり取りするために必要な通信規約)、TCP/IPを発表。 |
1977 |
アップルU発売により、パソコンの普及が始まる。 |
1981 |
CSNET(全米科学財団がスポンサーとなって作られた大学や産業界のコンピュータ研究グループ用のネットワークで、インターネットの原型)が運用を開始。IBMがPC発売。パソコンが16ビット化され、マニアの手から一般社会の道具へと進展。 |
1982 |
TCP/IP技術が確立、国防総省が標準として採用。 |
1983 |
CSNETとARPAネットの相互接続が実現。 |
1984 |
米国、ARPAネットの加入者1000件を超える。
日本でも慶應義塾大学、東京大学、東京工業大学の3大学のコンピュータを電話回線で結んだJUNET(Japan University Network)が発足。 |
1985 |
シンガポール、経済政策で「IT」を掲げる。 |
1988 |
NSFNETが誕生し、ネット利用が科学研究界全般に拡大。
JUNETがUSENETと接続し、日本でも草の根BBS(電子掲示板)が広まる。翌年には全国規模の商用ネットワークがサービスを開始。日本語ワープロが普及期へ。 |
1987 |
世界初の商用ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)、UUNETがサービスを開始。 |
1988 |
インターネットに関する研究開発と広域実験を目的に、WIDEプロジェクトが発足、日本初のTCP/IPによるインターネット・バックボーンを整備。 |
1989 |
米国でARPAネットの加入者10万件を突破。米国でインターネットと商用パソコンネットワーク(CompuServe)との間で初の電子メールの交換。日本のWIDEと米国のNSFNETが接続され、日本のインターネットが世界との交流を始める。 |
1990 |
ARPAネットが事実上解散となり、NSFNETがインターネット・バックボーンとしての役割を引き継ぐ。米国でインターネットへの加入制限が撤廃され、商用サービスが解禁。 |
1991 |
米国で商用インターネットの相互接続機関CIX協会設立。CERN(欧州合同素粒子原子核研究機関)が、グラフィカルでダイナミックなホームページの閲覧手段であるWWW(World Wide Web、単にWebとも呼ばれる)をリリース。 |
1992 |
ゴア上院議員(当時)が、「全米情報スーパーハイウェイ構想」を発表。神戸にて最初の会議INET’92開催。
シンガポール「IT2000構想」(シンガポール国内のあらゆる種類の「通信」をネットワーク化しようとする構想)を掲げ、世界の国家情報基盤計画の先駆けとなる。 |
1993 |
イリノイ大学の大学院生マーク・アンドリーセンがインターネット拡大のきっかけとなったWebブラウザ、モザイク(Mosaic)を公開、WWWブームを迎える。
日本でも旧郵政省がインターネットの商用利用を許可し、日本発の本格的商用インターネットとして、AT&T Jens社や、元WIDEの技術者たちによるIIJ(インターネット・イニシアティブ)がサービスを開始。日本でもパソコンネットワークとインターネットの接続が始まる。 |
1994 |
クリントン・ゴア政権が、年頭の議会報告で「情報スーパーハイウェイのプロトタイプ(実験的設備)としてインターネットを採用する」と発表。JUNET解散、インターネットへと発展的に統合。ネットスケープ社、WWWブラウザNetscape Navigatorを発売、大人気。 |
1995 |
阪神・淡路大震災でインターネットの威力が広く認められ、利用者が急伸。日本では「インターネット元年」と呼ばれる。NSFNETが廃止され、米国では本格的な商用プロバイダーの時代が到来。 |
1996 |
マイクロソフト社がWindows 95にInternet Explorerを標準装備。 |
1998 |
韓国の金大中大統領、深刻な経済・金融危機の中で就任演説、「誰でも、いつでも、どこでも超高速のインターネットが利用できる社会を築く」と宣言、その後急速に世界のインターネット最先進国に向かって前進。
NTTドコモのiモードにより、携帯電話からインターネット(iモード版)への接続が実現。 |
2000 |
湘南ケーブルネットワーク(株)が4月よりインターネット接続サービスを開始。 |
2001 |
NTTドコモのiモードの加入者、2000万人を突破。
日本で「ブロードバンド元年」、湘南ケーブルネットワーク(株)
でも高速化。全国各地で「IT講習会」を開催。 |