大磯町の小学校で、教師の体罰?
大磯町の笠置芳枝さん(43)の次男光彦君(大磯町立大磯小学校1年生)が、登校拒否を始めたのは昨年の5月だった。担任の嘉村治子教諭(47)が怖くて行かれないと言う。「給食を無理に食べさせられ、吐いたら先生に怒られ、他の子が臭い、臭いとバカにするようになった」。嘉村教諭にたずねたが、「私は怒っていない」と答えた。
6月末から芳枝さんは、光彦君と一緒に登校するようになった。7月の終業式間際にクラスの親が集まって話をしてみたところ、十数名から同じような話が出た。「学校に行きたがらない」、「夜うなされる」、「チック症状が出た」。2学期初めに臨時の懇談会を開き、その場で先生に話したが状況は変わらなかった。芳枝さんは子どもに付き添って登校を続け、教頭、校長と話し合った。廊下などで嘉村教諭に会っても、挨拶をかわさなくなった。教室移動のとき、他の子どもたちを整列させ光彦君だけ置いて行ってしまった。それでも校長と教頭は嘉村教諭の指導が、「とてもよくなったでしょう」と言った。
10月の後半、大磯町の教育委員会に行き、「クラスに補助教員を入れてほしい」と要望したが、11月7日に断られた。「それでは県の教育委員会に行く」
と言うと、突然話が変わり、11月17日から、教員退職者が補助教員として週に1〜2回入るようになった.