<研究課題>
「21世紀の企業広報(1)」
<研究内容>
企業活動のグローバル化、高度情報化、ハイテク化が進展する一方で、日本社会の少子・高齢化、市場の成熟化が急速に進んでいる。加えて21世紀の日本企業の前途には、天然資源の枯渇やエネルギー資源の不足、深刻な 環境破壊、地震その他の大規模災害の発生、アジア諸国の経済的追い上げ、さらには途上国の人口爆発、宗教対立や民族紛争、エイズその他の難病、貧困や戦争、自然災害等に起因する大量難民等々、劇的なまでの難題が山積している。
本演習では、アメリカで発展してきた「パブリック・リレーションズ」や「イッシュー・マネジメント」の考え方、技法を用いて、そうした企業環境の変化を予測し、企業のあるべき姿を模索していく。
<運営方針>
2、3人のチームごとに課題を選び、互いに協力して関係先に資料を求めたり、インターネット等を活用したりして調査、研究を行う。その結果は、レポートや図表にまとめて全員の前で報告、討議の材料とする。こうした作業を通じて、調査・研究や問題解決の手法を体得すると同時に、論理図解のテクニックや文書、口頭によるプレゼンテーションの能力を磨いていく。
なお、松岡ゼミの伝統にしたがい、全員が3年次終了の時点までに「課題 図書」20冊を読破して、内容要約と感想をワープロ、または一部Eメールにて提出することが求められる。
<評価方法>
成績評価は、出席状況、課題への取り組み、発表の出来栄え、討議への参加の積極性、課題図書への取り組みなどから総合的に行う。
<使用書>
松岡紀雄『企業市民の時代』日本経済新聞社、1992年
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